前回は「正しい足枕の方法」をご紹介しました。
今回は「誤った足枕の方法」と体にどういった影響があるのかをお伝えします(^^)
2.足枕の正しくない置き方(脚を部分的に支える)
最もよくある足枕への正しくない脚の置き方が、「脚を部分的に支える」方法です。医療機関でさえ以下のイラストのように、患者に足枕を使わせていることがありますが、これは正しくない足枕の使い方です。
正しくない足の置き方
このように足枕を使ってしまうと、以下のように体を痛める恐れがあります。
血流を阻害する → むくみが取れない、褥創の促進
圧が分散できず → 褥創の原因に
膝が伸びたまま浮く → 膝を痛める
腰の負担が増える → 腰痛の悪化
数分間だけなら問題ないと思いますが、長時間行うと健康に悪影響をきたすのでご注意ください。
他にも膝裏だけ上げる形状の脚枕だと、足に溜まった血流の循環を促すことにならないのでむくみの対策にはなりませんし、踵に圧がかかるので褥創対策にもなりません。
一言で「足枕」と言っても置き方が違うだけで良くも悪くもなってしまうんですね。
次回は最終回。「足枕の正しい高さ」をご紹介します。
お楽しみに!!